投与量と血中濃度との関係
(アレビアチン錠100mgの添付文書より)
定常状態におけるフェニトイン血中濃度と投与量の関係はMichaelis-Menten式〔C=Km・D/(Dmax−D)〕を用いた曲線(図)で近似され,有効血中濃度付近では,
投与量の増減が血中濃度に及ぼす影響は極めて大きい
.また,定数Dmax,Kmの個人差は大きく,さらに成人に比較して年少児ほどDmaxの値は大きくなる.このため,フェニトインの血中濃度測定が,至適投与量の検討ないしは中毒症状発現防止に役立てられている.