用法及び用量

通常、成人(体重40kg以上)にはボリコナゾールとして初日に1回300mgを1日2回、2日目以降は1回150mg又は1回200mgを1日2回食間投与する。なお、症状に応じて又は効果不十分の場合には、増量できるが、初日投与量の上限は1回400mg1日2回、2日目以降投与量の上限は1回300mg 1日2回までとする。
また、体重40kg未満の患者には、ボリコナゾールとして初日は1回150mgを1日2回、2日目以降は1回100mgを1日2回食間投与する。なお、症状に応じて又は効果不十分の場合には2日目以降の投与量を1回150mg1日2回まで増量できる。




■健康成人における単回投与時の血中濃度

日本人健康成人男性(各用量6例)に、ボリコナゾール100、200、300及び400mgを空腹時に単回経口投与したとき、消失半減期は用量に依存して延長し、AUC及びCmaxは用量に対して非線形の増加を示した。
投与量
(mg) 
Cmax
(μg/mL) 
Tmax
(h) 
AUC
(μg・h/mL) 
t1/2
(h) 
100  0.39(54)  1.2(33)  1.82(101)  4.8(42) 
200  0.91(41)  1.6(44)  5.12(70)  6.1(41) 
300  1.80(8)  1.3(23)  11.58(41)  6.8(31) 
400  2.88(26)  2.0(0)  31.01(62)  11.9(51) 

■食事の影響(外国データ)
外国人健康成人男性(37例)において高脂肪食(約1000kcal)を取った直後にボリコナゾールを200mg 1日2回7日間反復経口投与したときの定常状態におけるCmax及びAUCτは空腹時投与と比較し、それぞれ34%及び24%低下した。Tmaxは食事により1.4時間遅延した。

ブイフェンド錠 添付文書より