がん治療に用いる漢方薬
症状 | 漢方薬 | 備考 |
全身倦怠感 | 補中益気湯(EK-41)、十全大補湯(TJ-48)、人参養栄湯(TJ-108) | ※その6 「補中益気湯と十全大補湯はどのように違うのですか?」参照 |
食欲不振、上腹部膨満感 | 六君子湯(TJー43) | 空腹時服用が望ましいと言われる |
骨髄抑制、血小板減少 | 十全大補湯(TJー48) | |
黄疸、肝障害 | 茵蔯蒿湯 〔いんちんこうとう〕 (EK-402) |
「黄疸の聖薬」と言われている |
口内炎 | 半夏瀉心湯(TJ-14) | |
便通異常 | 大建中湯(TJ-100) | |
オキサリプラチンによる神経障害 | 牛車腎気丸(TJ-107) | ブシ末を追加して作用を強めることがある |
タキサン系の神経毒性、神経痛 | 芍薬甘草湯(TJ-68) | |
イリノテカンの晩期下痢 | 半夏瀉心湯(TJ-14) |
(EBMに基づく外科領域の漢方の使い方 第2版 一部改訂)http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/cr/201104/519440.html
作成日 2013年1月16日