クラビット と タリビット | タリビッドを構成する2つの化合物は、S(-)オフロキサンとR(+)オフロキサンという化合物であり、クラビットはこの中のS(-)オフロキサン(=レボフロキサシン)という化合物です。 S(-)オフロキサンとR(+)オフロキサンの抗菌活性を調べると、S(-)オフロキサンのみが強い抗菌活性を示し、R(+)オフロキサンは抗菌活性を示しませんでした。また、副作用について調べると、S(-)オフロキサンでは強い副作用を示さないが、R(+)オフロキサンは強い副作用を示すことが分かりました。 つまり、クラビット(=S(-)オフロキサン)は、抗菌活性を持ち副作用を示さないというタリビッドのいいとこ取りの薬なのです。 |
リスパダール と インヴェガ | リスペリドンの主活性代謝物がパリペリドン(商品名:インヴェガ) リスペリドン製剤は1日2回投与が必要であるのに対し、インヴェガ錠では、1日1回の投与でパロペリドンの血中濃度を24時間維持できることである。同剤には、浸透圧勾配を利用した放出制御機構である「OROS」が採用されている。統合失調症は、長期にわたる維持療法が必要な慢性の精神疾患であり、維持治療期における精神症状の再発、再燃防止と患者のQOL向上が重要な治療目標となる。 |
ゾビラックス と バルトレックス | バルトレックスはゾビラックスにL-バリンを結合させることで、消化管のペプチドトランスポーターにより能動輸送されるようになり、吸収率が改善された薬剤です。 消化管から吸収された後、肝臓でゾビラックスに変換されます。 |
サラゾピリン と ペンタサ と アサコール | ★「同種同効薬31」参照 |
イムラン と ロイケリン | 両剤が使われる代表的な疾患は、炎症性腸疾患です。イムランは錠剤でロイケリンは粉薬です。服用されたイムランが体の中でロイケリンの成分に変わり、最終的にこのロイケリンがさらに様々な酵素によって分解され、分解された有効成分が炎症をおさえると考えられています。したがってイムランとロイケリンはほぼ同じ薬剤とです。 しかし、イムランで副作用がでるのにロイケリンで効果が出る場合、またその逆の場合もあります。どちらの薬剤を使うかは医師の判断となります。また投与する量はイムランの場合1日1−2錠(50-100mg)、ロイケリンの場合1日30-50mgです。初めて服用する場合さらに少ない量で開始することもあります。 |
バリキサ錠 と デノシン注 | |
ファンギゾンシロップ・注? と アンビゾーム注 | アンビゾームはファンギゾンの安全性を高めることを目的に作られたリポ化製剤 |
ジフルカン錠・注 と プロジフ注 | プロジフはジフルカンのプロドラック |
スタラシド注(−N注) と キロサイド注 | |
アドリアシン注 と ドキシル注 |