抗凝固薬 (ワーファリン) |
抗血小板薬 (アスピリン等) |
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血栓ができやすい部位 | 静脈 血流が乱れやすい、あるいは滞るところ |
動脈 傷ついた血管壁 動脈硬化などで血管壁が粗面になっているところ |
主な適応疾患 | 人工弁設置患者、心房細動、深部静脈血栓症、肺梗塞など | 狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など |
血栓の原因 | 凝固系の活性化 | 血小板の活性化 |
組成 | 赤血球とフィブリン | 血小板とフィブリン |
モニタリング | 薬効の個人差が大 食事の影響、薬物相互作用を受けやすい PT-INRでコントロール 頻回のモニタリングが必要 |
個人差小。一部ノンレスポンダーが存在。 確立されたモニタリング方法はなく、至適投与量の設定法がない。 |
アスピリン | パナルジン プラビックス |
プレタール ペルサンチン |
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作用機序 | COX1阻害 | ADP受容体 (P2Y12) | PDE阻害 |
可逆性 | 不可逆 | 不可逆 | 可逆 |
主な副作用 | 消化性潰瘍 | 肝機能障害(2%) →投与開始後2ヶ月は、2週間に1回の血液検査が推奨されている。 顆粒球減少 (0.3%) |
動悸・頻脈などの循環器症状頭痛 心不全、狭心症の誘発 |
リスク分類 | 抗血小板薬 |
a)低リスク(スコア0点) | 抗血小板薬(抗凝固薬は不要) |
b)中等度リスク(スコア1点) | 抗凝固薬もしくは抗血小板薬 (抗凝固薬が望ましい) |
c)高リスク(スコア2点以上) | 抗凝固薬 |
同種同効薬13