ビタミンD製剤の使い分け
+二次性副甲状腺機能亢進症
■ビタミンD製剤の使い分け
商品名 | 成分名 | 剤型 | 規格 |
アルファロール | アルファカルシドール | 硬カプセル 液 |
0.25,0.5,1μg 0.5μg/ml |
ワンアルファ | 錠剤 | 0.25μg | |
ロカルトロール | ロカルトロール | 軟カプセル | 0.25μg |
アルファロール、ワンアルファは肝臓で代謝されて活性型に変わりに変わり、作用を発揮します。したがって肝臓の機能が低下している患者にはこれら2剤を選択するのではなく、ロカルトロールを選択します。
腎不全の患者は、腎臓でV.Dの活性化ができなくなります。そこでV.D製剤の投与が必要となります。
ロカルトロールはもともと活性型であるので腎機能の低下している患者に投与しても問題ありません。アルファロール、ワンアルファはもともと不活性型ですが、“肝臓で”代謝されて活性型になるので、腎機能の低下している患者に投与しても問題ありません。つまり何を選んでも大差がないということです。
肝機能低下・・・ロカルトロールを選択 腎機能低下・・・アルファロールでもワンアルファでもロカルトロールでも、何でもよい |
同種同効薬25