胸痛時に使うニトロール錠とニトロペン錠の違い

飲み込んでしまうと・・・ 作用発現時間/持続時間 効果がなかったとき
ニトロペン錠
(成分名;ニトログリセリン)
飲み込んだら効かない!(肝臓で代謝されてしまうため) 舌下に含んで1分ほどで効き始めます。効果は30分ほど続きます。
・1錠使用して5分ほどたってもよくならないときは、もう1錠追加してみてください。さらに5分ほどしてもよくならないときはもう1錠を試してください。
・1回の発作に3錠まで投与しても効果があらわれない場合、発作が15〜20分以上持続する場合には、直ちに主治医に連絡するよう患者を指導すること。
・30-60分以上の間を空けてなら、1日に何回使ってもかまわない。
ニトロール錠
(成分名;硝酸イソソルビド)
飲んでも効果はある。しかし、効果が発現するのに15分以上かかる。 舌下に含んで2〜3分ほどで効き始めます。ただし噛み砕いて使うと1〜2分で効き始めます。
効果は60分ほど続きます。
1錠使用して5分ほどたってもよくならないときは、もう1錠追加してみてください。








ニトロールに比べれば、ニトロペンの作用発現時間と持続時間は、より早く短い。

【服用上の注意】
・血圧が下がりすぎることがあるので、用心のため立ったままではなく、座った姿勢で使うと良いでしょう。特に初めて試すときは座って使用してください。もしも血圧が下がりすぎて気分が悪くなったときは、枕をしないで下肢を高くしておくと、20分くらいで楽になります。
・勃起不全治療薬は絶対に使用しないでください(併用禁忌)


作成日2010年2月10日

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