ナウゼリンとプリンペランの違い

薬剤師1年生レベルの話題です。

薬剤名
(成分名)
プリンペラン
(メトクロプラミド)
ナウゼリン
(ドンペリドン)
剤形/規格 【錠5mg】【注10mg】 【錠10mg】【坐10mg、60mg】
作用機序 ドパミン受容体拮抗薬 ドパミン受容体拮抗薬
違い BBBを通過
⇒錐体外路症状が出現することがある
BBBを通過しにくい
⇒錐体外路症状が少ない
⇒レボドパ製剤投与時の消化器症状の予防にはナウゼリンが使われる
適応外使用 しゃっくり、めまい  

(メモ)
シスプラチンの副作用として吐き気や腎障害などが知られていますが、意外なところで「しゃっくり」も副作用として起こることがあります。

ナウゼリンは成人に対し錠剤では10mgであるが、坐剤だと60mgの投与が必要であることに注意。

「よくいわれるのは、ナウゼリンは催奇形性があるので、つわりにはもちいないこと、プリンペランは錐体外路障害があるので、小児及び高齢者には注意ということです。」だそうです。


作成日 2011年10月5日

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