リリカ、トラムセット、トラマール、ガバペン

商品名 リリカ トラムセット トラマール ガバペン
成分名・規格 プレガバリン25mg、75mg トラマドール37.5mg
アセトアミノフェン325mg
トラマドール25mg、50mg ガバペンチン200mg
主に神経系に分布するカルシウムイオンチャネルのα2δ(アルファ2デルタ)サブユニットに結合し鎮痛作用を発揮 μオピオイド受容体に対する弱い親和性とセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害作用をあわせもつことで発揮 主に神経系に分布するカルシウムイオンチャネルのα2δ(アルファ2デルタ)サブユニットに結合し鎮痛作用を発揮
効能又は効果 末梢性神経障害性疼痛

非オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記疾患における鎮痛

非がん性慢性疼痛

抜歯後の疼痛

軽度から中等度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛

本剤は、非オピオイド鎮痛剤で治療困難な場合に使用すること。
他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する抗てんかん薬との併用療法
用法及び用量 通常、成人には初期用量としてプレガバリン1日150mgを1日2回に分けて経口投与し、その後1週間以上かけて1日用量として300mgまで漸増する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高用量は600mgを超えないこととし、いずれも1日2回に分けて経口投与する。

非がん性慢性疼痛
通常、成人には、1回1錠、1日4回経口投与する。投与間隔は4時間以上空けること。
なお、症状に応じて適宜増減するが、1回2錠、1日8錠を超えて投与しないこと。また、空腹時の投与は避けることが望ましい。

抜歯後の疼痛
通常、成人には、1回2錠を経口投与する。
なお、追加投与する場合には、投与間隔を4時間以上空け、1回2錠、1日8錠を超えて投与しないこと。また、空腹時の投与は避けることが望ましい。

通常、成人にはトラマドール塩酸塩として1日100〜300mgを4回に分割経口投与する。なお、症状に応じて適宜増減する。ただし1回100mg、1日400mgを超えないこととする。

本剤を初回投与する場合は、1回25mgから開始することが望ましい。
通常、成人及び13歳以上の小児にはガバペンチンとして初日1日量600mg、2日目1日量1200mgをそれぞれ3回に分割経口投与する。3日目以降は、維持量として1日量1200mg〜1800mgを3回に分割経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は2400mgまでとする。
通常、3〜12歳の幼児及び小児にはガバペンチンとして初日1日量10mg/kg、2日目1日量20mg/kgをそれぞれ3回に分割経口投与する。3日目以降は維持量として、3〜4歳の幼児には1日量40mg/kg、5〜12歳の幼児及び小児には1日量25〜35mg/kgを3回に分割経口投与する。症状により適宜増減するが、1日最高投与量は50mg/kgまでとする。なお、いずれの時期における投与量についても、成人及び13歳以上の小児での投与量を超えないこととする。

本剤の急激な投与中止により、不眠、悪心、頭痛、下痢、不安

及び多汗症等の症状があらわれることがあるので、投与を中止

する場合には、少なくとも1 週間以上かけて徐々に減量すること。
慢性疼痛患者において、本剤の投与を必要としなくなった場合は、退薬症候の発現を防ぐために徐々に減量すること。 本剤の投与を必要としなくなった場合は、退薬症候の発現を防ぐために徐々に減量すること。 本剤の投与を中止する場合には、最低1週間かけて徐々に減量すること。[症状が悪化するおそれがある。
プレガバリンは血中薬物濃度が線形動態を示す

プレガバリンの方がバイオアベイラビリティ(生体利用率)が投与量によらず安定している

プレガバリンでは通常投与量の範囲では、90%以上

ガバペンチンは、非線形性動態です。

量が多くなればなるほど、ガバペンチンは頭打ちになっていきます。

  200mg  70.1%
  400mg  42.1%
  600mg  46.4%
  800mg  41.2%
1000mg   32.0%
1200mg   30.5%
(ガバペンチン インタビューフォームより)

フェニトイン、カルバマゼピン、バルプロ酸、フェノバルビタールといった他の抗てんかん薬との薬物相互作用を起こさないことが明らかになっています。


■リリカとトラムセットの併用は あり(よく処方されます)
■ガバペンとリリカの併用は なし

■その他の神経障害性疼痛の治療薬:ノイロトロピン、テグレトール


作成年月日2012年10月1日

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