抗真菌薬
■適応・剤形から見た使い分け
略号 | AMPH-B (アムホテリシンB) |
L-AMB () |
FLCZ/ F-FLCZ (フルコナゾール)/ホスフルコナゾール) |
ITCZ (イトラコナゾール) |
VRCZ (ボリコナゾール) |
MCZ (ミコナゾール) |
5−FC | MCFG (ミカファンギン) |
商品名【剤形】 | ファンギゾン【シロップ】【注(随時)】 | アンビゾーム【注】 | ジフルカン【カプセル】(注は採用中止)/プロジフ【注】 | イトリゾール【カプセル】【内用液】【注(随時)】 | ブイフェンド【錠】【注】 | フロリード【ゲル】【注(随時)】 | 非採用 | ファンガード【注】 |
粘膜カンジタ | ○(シロップ) | ○ | ○ | ○(ゲル) | ○ | |||
カンジタ血症 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
アスペルギルス症 | ○ | ○ | −※1/− | ○ | ○ | ○※2 | ○ | |
クリプトコックス症 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
接合菌症 | ○ | △ | ||||||
診断確定前の深在性真菌症 (発熱性好中球減少症患者) |
△ | ○ | ○ | |||||
造血幹細胞移植後の深在性真菌症予防 | △ | ○ |
一般医療従事者のための深在性真菌症に対する抗真菌薬使用ガイドライン(一部改変)
※1 平成21年3月 適応削除
■深在性真菌症に対する抗真菌薬予防投与の意義
深在性真菌症の診断自体が困難なために治療開始が遅れる場合が少なくないことに加え、いったん発症すると急速に進行して重篤化し、抗真菌薬療法が奏功しない例が多く見られるため
■ジフルカンカプセル経口投与の有用性が造血幹細胞移植領域で確立している。
アスペルギルス属に対してジフルカンは無効であり、イトリゾール内用液による予防が有用である。
<ブイフェンド>
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作成日2012年
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