商品名 主成分 冷/温 用法 匂い 備考
パップ カトレップ インドメタシン 1日2回 ハッカ臭
パップ アドフィード フルルビプロフェン 1日2回 ハッカ臭
パップ セルタッチ フェルビナク 1日2回 湿布臭は無い、わずかな特異臭
パップ セラスター インドメタシン 冷たくない 1日2回 湿布臭は無い、わずかな特異臭
パップ MS温湿布 サリチル酸メチル、
トウガラシエキス他
・サリチル酸メチルは、皮膚の知覚神経終末部を刺激し、反射的に局所血管の拡張、発赤や充血を起こし、その部位の血行を良くすることで鎮痛効果を示します。NSAIDであるが、他の湿布剤に含まれるNSAIDより作用はマイルドとされてる。


水分を含んだ湿布剤の場合は、貼った時にヒンヤリした感じになります。MS温湿布も水分を含んでいるので貼った時に一時的にヒンヤリしますが、時間とともに、だんだんと暖かくなってきます。
1日1〜2回 ハッカ臭
テープ モーラステープ ケトプロフェン 冷たくない 1日1回 ハッカ臭 モーラスの主成分であるケトプロフェンは光線過敏症を起こすこと【医薬品副作用情報第173号】が知られており,貼っている部分(貼付部)を紫外線から守るなどの注意が必要です.袋の裏面に注意書きが記載されている。

湿布剤の選択

湿布剤の主成分は温湿布であれ冷湿布であれNSAIDsであり、大きな違いはないと思われる。

@テープ剤かパップ剤か 
薄いものを好むならテープを選択する

A温湿布か冷湿布か
・皮膚刺激成分による効果は副次的なものに過ぎない。実際、臨床的には温感タイプと冷感タイプの使い分けは完全には確立しておらず、現実には「患者の好み」という医師も多い。
・冷湿布は熱をもった炎症やはれに効果があり、急性の痛みに使う。
・温湿布にはトウガラシエキスが入っていて、血行をよくする働きがあり、肩こり・腰痛などの慢性痛に使われる。温泉治療のイメージで考えると作用の仕方が理解しやすいのかもしれません。
・なお、温シップは冷シップに比べ皮膚への刺激が強く、発赤・発疹などが出やすいとされている。また、はがしてすぐの入浴や、貼っている所をコタツやホットカーペットなどで温めると、刺激が強くなることがある。入浴の場合、30分から1時間前にははがしておくようにする。はがしてすぐにおふろに入ると、ひどくカッカッする。
・たとえば打ち身やねん挫の時には、はじめの3日ぐらいは冷湿布をし、痛みやはれが軽くなったら温湿布に替える使い方が考えられます。
・真冬で寒いのに冷やすタイプの湿布なんて貼りたくないという方もいるでしょう。そんな時には、「経皮吸収型鎮痛消炎剤」という冷温の区別がない湿布剤を利用してみるのがいいと思われます。
・お風呂に入って腰痛や膝痛がよくなるようなときは温湿布を使い、温めると痛みが増すようなときは冷湿布にします。

B匂い
ほとんど匂いがない湿布もある。

ワンポイント3

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