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■主な分子種と基質薬剤


薬物相互作用は、吸収・分布・代謝・排泄のあらゆる段階で起こりえますが、臨床的に意味のある相互作用の大半は代謝に関する相互作用で起こります。したがって代謝酵素と、代表的薬剤については覚えておかなければなりません。

基質 阻害 誘導
CYP 1A2 テオフィリン製剤
テルネリン
インデラル
ワーファリン
ジプレキサ
ゾーミッグ
ルボックス リファジン
テグレトール
フェノバール
CYP 2C9 ワーファリン
アマリール
スターシス
リザベン
デパス
ユリノーム
ARB〔ニューロタン、ブロプレス、ディオバン〕
イソニアジド
グリベック
アンカロン
ローコール
ワーファリン
ザイロリック
セレコックス
リファジン
テグレトール
フェノバール
フェ二トイン製剤⇒アレビアチン、ヒダントール
CYP 2C19 オメプラゾン、オメプラール
タケプロン
トフラニール
トリプタノール
ブイフェンド
トフラニール リファジン
テグレトール
フェ二トイン製剤⇒アレビアチン、ヒダントール
CYP 2D6 三環系抗うつ薬
四環系抗うつ薬
SSRI
リスパダール
ACE-I
β遮断薬
抗不整脈薬
ゾフラン
エフピー
クラリチン
アリセプトD
プロノン
アンカロン
パキシル
セレコックス
リファジン
CYP 3A 抗てんかん薬
抗不整脈薬
セロクエル
ステロイド
ネオーラル
タクロリムス、グラセプター
イトリゾール
ワーファリン
スタチン
デュロテップパッチ、フェントステープ
イスコチン
ワソラン
ヘルベッサー
デパケン、セレニカR
ザイロリック
カソデックス、ビカルタミド
リファジン
テグレトール
アダラート
イスコチン
注)抗HIV薬は除いて作成

作成日2011年3月1日



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