NSAIDsを中心とした鎮痛・解熱薬の使い分け
NSAIDsを中心に、鎮痛・解熱薬をザックリとまとめました。取り上げた薬剤は少ないように見えるかもしれませんが、これだけ知っていれば処方薬の7.80%以上をカバーできると思います。深入りした細かい知識にとらわれないで、大切な基本をおさえましょう。
アセトアミノフェン
PPI | 適応を取得している! ・・・低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 |
サイトテック錠(ミソプロストール) | 唯一NSAID潰瘍に対する適応を持つ。 適応は「非ステロイド性消炎鎮痛剤の“長期投与時にみられる”胃潰瘍及び十二指腸潰瘍」だから、短期使用は適応外かもしれない。 投与初期には下痢や腹部痛が多い 常用量は1日800μg(1回200μg、1日4回)であるが、1日400〜600μgの低用量でも消化性潰瘍予防効果が認められていることから、下痢などの副作用が発現した場合は投与量の減量を検討するとよい。 流産の危険があるため、妊婦や妊娠の可能性のある婦人は禁忌( |
H2ブロッカー | 倍量投与で効果ありとの文献報告あり。ほとんど通常量で処方される。保険適応外 |
胃粘膜防御因子増強薬 | 副作用が少なく安全性が高いため、汎用される(セルベックス、ムコスタなど) 予防効果を推奨できるだけのデータはない。 |
同種同効薬19